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2025年6月
準備
最初に言っておかなければなりません。今回もプーケットでなくてごめんなさい。
今回はネットで流れてきたマレーシア航空のキャンペーン情報に誘われて、とりあえず安いプーケット行きのチケットを衝動買い。成田発の深夜便、クアラルンプール乗継で一人往復55,600円というLCC並みのお値段です。エコノミーフレックスと言うチケットにしたので、万一日程が変わっても無料で変更できるし、優先チェックイン、優先搭乗、優先荷物、受託手荷物35kg、座席事前指定なども込々。
今回は静かなところで過ごしたいなと、まずはプーケットのホテルをさんざんチェックしたものの、なかなかしっくりハマるところが見つかりません。朝起きてビーチを散歩して、あとは海を眺めて一日ノンビリ過ごす、というのが旅の理想です。
悩んだあげく結局前回と同じくカオラックに決めました。カオラックは昔のプーケットの感じが残っていて、のんびりするにはプーケットより良さそうです。前回はバンニャンビーチのLA VELA(ラヴェラ)でしたが、今回は少し南のナントンビーチのシービューリゾート。部屋にプライベートプールが付いたデラックスプールヴィラでも1泊11,500円とお安い設定が嬉しい。
相変わらず雨季の旅ですが、2週間もあれば晴れる日もあるでしょう、という希望的観測のもと2回目のカオラック旅行となりました。
出発
飛行機は成田22:30発の深夜便。今回は訳あって早めに空港に着いたのですが早すぎました。まだカウンターが開いていません。20時にオープンと言う看板が出ていますが念のため係の人に聞いてみると、早ければ19時20分頃には開きますよとのことなので、それまでに自動チェックイン機で荷物のタグを出して、列は無いけどなんとなく並んでみたりして。教えてくれた通り19時20分にはチェックインカウンターがオープン。一番乗りで荷物を預けたら、さっさと出国手続きに進みます。
成田空港 kocoo
さて、ゲートの位置を確認したらプライオリティパスで入れる、昭和の喫茶店風のラウンジ、KoCooへ。ナポリタンとビールで人心地ついたら、時間いっぱいまでまったり過ごします。
ラウンジは9時までですがラストオーダーは8時までなので、カレーやナポリタンを食べたい人は注意(このために早くチェックインしたのですよ)。でも塩焼きそばとか唐揚げとかは8時以降も補充されていたので安心してください。
9時になってゲートへ。9時半に定時で飛行機に乗り込んで、席は窓側の2列席。2-4-2配列の2列席だと誰にも気を使わなくていいので落ち着きます。
飛行機が離陸するとほどなくしてお食事タイム。チキンのペンネまたは魚のジンジャーなんちゃら。到着前におにぎりも出ます。機内の映画は日本語で見られるのが少ないし、見始めたら途中でフリーズするしで、結局映画も最後までは見れず。後は寝るのみ。
そして順調にクアラルンプール空港に到着。ここでプーケット行きの飛行機に乗り継ぎです。今回は到着も出発もターミナルCなので迷うところも無いですが、待ち時間が4時間あるので、プライオリティパスのラウンジで時間を潰しましょう。
9時10分発のプーケット行きは、少し遅れての出発となりましたが、最終的に3分遅れの9時48分にプーケット到着。飛行機を降りてボーディングブリッジを進むと、もわっとした湿気感とカビ臭さが懐かしい。そして外は晴れ!雨を覚悟してきた旅だけに晴れているだけでうれしい。
入国審査は意外と混んでいて、長い列でそこそこ待たされましたが、事前にTDACの手続きがしてあるので入国審査自体は指紋をとって写真を撮ってですぐに終わります。さんざん列に並んだあとの入国審査カウンターで追い返されている人もいたので、TDACの事前登録はお忘れなく。
回転台で荷物を待つ間に両替をしましょう。空港内はあまりレートが良くないですが、差し当たってのタクシー代に少しだけ両替。
荷物を取ったら2番の出口へ。日本から予約しておいたタクシーと合流するためCの柱に向かいますが、2番の出口を出たところに名前の書いたボードを持ったお迎えが出現。段取りとしては、「Cに着いたらLINEして」と言われてたので、念のためLINEでこのお迎えに付いて行っていいかを確認したうえで、お迎えのお姉さんの指示に従って車を待ちます。3分ほどで車が来て無事ドライバーと合流。ここから北上してカオラックを目指します。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
11人は乗れそうなでっかいバンは、我々二人だけを載せて時速100キロで爆走。出発から1時間ほど、昼12時には今回の宿、ナントンビーチのシービューリゾートカオラックに到着。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
道を挟んでビーチ側と陸側に建物があって、チェックインは陸側の建物。ドライバーにタクシー代を払って、階段を上がると、開放感のあるロビーです。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
通常チェックインは2時からとのことですが、部屋の準備ができているとのことで、すぐに部屋に案内してもらえました。今回はデラックスガーデンプールヴィラという小さいプール付きの部屋で、陸側のエリアにある大きなプールを囲むように配置されています。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
建物は年季を感じる佇まい。内装は新しくなっていてぱっと見はいいんですが、やっぱり古さは隠せません。でも広々としたシンプルな部屋で好印象です。ベッドの台が思ったより出っ張っていて滞在中何度も足をぶつけました。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
最近のテレビはYoutubeが見られるし、Bluetoothスピーカーの代わりにもなるしでとっても便利。各種サブスク系にも対応していますが、よそのテレビに自分のアカウントでログインするのはちょっとねぇ...
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
部屋にいるときは、ほぼこの上で暮らします。でっかいエアコンが付いていて冷房はガンガンに効く。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
セーフティボックスと傘。今回も雨季の旅なので傘が活躍することでしょう。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
無料の水とインスタントコーヒー。普通ですかね。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
大きなバスタブのお風呂。別にシャワーブースがあって、レインシャワーとハンドシャワーがありますが、使うのはハンドシャワーですね。レインシャワーって使う?
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
それと、シャワーブースから行ける外シャワー。外から帰ってきてそのまま外シャワーで砂を落として、と言うのならわかるのですが、外からは入れません。謎です。
白いのがバスタオル、青いのがプールタオル。最初から部屋にプールタオルが置いてあるパターンは、タオルの交換タイミングが微妙でそわそわしてしまいますが、タオルを持ってビーチに行って、部屋に戻ったらもう一組置いてくれてあったので一安心。洗面のアメニティは、最低限な感じ。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
ガーデンビューのテラスに出るとテーブルと椅子が2脚。ここは屋根があるので雨の日でもくつろげそう。
プライベートプールは小さいですがいい感じ。まわりは垣根だけで、外から普通に見えるのでプライベート感はあまり無し。ジャグジー機能付き。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
プールは毎朝スタッフが掃除に来てくれるのですが、周りの垣根と木の落ち葉が遠慮なく落ちてくるので、プールに浸かる前に毎回落ち葉拾いから始めなければなりません。
さて、部屋チェックが終ったらビールとかビールとかの買出しに行きたいところですが、その前にランチです。近くで済ませることにしてホテルのすぐ前にあるCafe O Barへ。
カオラック ナントンビーチ cafe o bar
間口の狭い小さなレストランというか食堂ですね。テーブルセットが我が家にもあるIKEAのセットと同じで、ちょっと親近感。
カオラック ナントンビーチ cafe o bar
看板娘に、この旅初のビアチャンを注文。大瓶90Bはありがたい。
料理はガーリックライスとパッタイ。
カオラック ナントンビーチ cafe o bar
カオラック ナントンビーチ cafe o bar
ガーリックライスはメニューの写真を見て、もう少しチャーハン寄りのものを想像していたのですが、シンプルにごはんのガーリック味で、単品でたのむものではないですね。そして、本場のパッタイはやっぱりおいしい!
カオラック ナントンビーチ
食後はいったんホテルへ。
ホテルの駐車場で鳥の親子がお散歩中。Googleさんに聞いてみたところ、シロハラクイナというらしい。プーケットでは見かけたことが無い鳥なので、意外と生態系が違うのかも。
Google Mapを見ると、ホテルの正面口から買い物ができそうなエリアまでは、ぐるっとまわらないと行けなくて、歩くとちょっと距離がありそうですが、どうやら近道があるらしい。ホテルの奥に歩いていくと通路があって、そこを進むとなんと!大通り沿いのマクドナルドの裏に出ます。これは近い!というかマクドナルドの周りのエリアも、もともとホテルの一部のようで、今は使われていないであろう客室棟も残っています。ただ今は使われていないのか、廃墟感が漂っていてなんか寂しい。
カオラック ナントンビーチ セブンイレブン
マクドナルドの横に出て右に進むとすぐにセブンイレブンがあります。このあたりがカオラックセンターと呼ばれるエリアで、レストランやお土産屋さんが軒を連ねています。
セブンイレブンで部屋飲みビアチャン4本セット151バーツを二柵、虫除けと蚊取り線香、ライターを購入。
いったんホテルに戻って一休み。朝着の深夜便は疲れるよね。
HPが少し回復したところでホテル探検に出かけましょう。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
こちらは道を挟んでビーチ側の入り口。
ロビーを抜けるとプール。
そしてビーチ越しにはナントンビーチ名物の灯台が見えます。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
海がすっかり引いた時間で、歩いて灯台のある島に渡れそう。曇りがちでパッとしない天気ですが、やっぱりビーチは気持ちいい。灯台越しに広がる水平線はいつまで見ていても飽きない。
カオラック ナントンビーチ
カオラック、ナントンビーチはビーチベッドとパラソルが並ぶプーケットのビーチとは違って、みんな思い思いに過ごしています。
カオラック ナントンビーチ
カオラック ナントンビーチ
ビーチを少し歩いてみると、波による浸食でしょうか、根が剥き出しになった木や、砂を持っていかれて剥き出しになった土嚢なんかが目立ちます。
そればかりか、ビーチ沿いのホテルは海側のコンクリートが破壊されてビーチフロントの部屋が被害を受けているところも多い。後で聞いた話では台風の高波で被害を受けたとのこと。
カオラック ナントンビーチ
カオラック ナントンビーチ
カオラック ナントンビーチ
さらに進んでビーチの端まで行くとこいつに会えます。Googleさんによるとミズオオトカゲと言うらしい。サイズ感が伝わっていないと思いますが、思っているのより倍デカいです。
すっかり日も傾いてきました。あいにく雲が多くて太陽が海に落ちる様子は見られませんが、遠くの海の果てが赤く染まってきれいです。
カオラック ナントンビーチ
プールサイドのレストランも明かりが灯って、とってもいい雰囲気。プール越しの海と灯台の景色が心に染みます。シービューリゾートホテルは、建物こそ年季が入っていますが立地は最高。来てよかった。
カオラック ナントンビーチ シービューリゾートホテル
さて、カオラック最初のディナーにでかけましょう。
ホテルの裏の近道を通ってマクドナルド付近のレストランを物色。プーケットみたいに客引きがぐいぐい来ないのが良いです。レストランはいろいろあるけれど、これと言った決め手がない。捜索範囲を広げて道を渡った側も物色、最終的に対面のブラックペッパーと言うお店に。
カオラック ナントンビーチ ブラックペッパー レストラン
カオラック ナントンビーチ ブラックペッパー レストラン
他にお客がいないのがちょっと心配ですが、どこのお店も客が入っていないので、この時期はこんなものなのでしょう。
さて注文は、定番のソムタム、イカと野菜の炒めもの、エビの焼いたの。辛さはタマダーで。ビアチャンの大瓶は120B。
カオラック ナントンビーチ ブラックペッパー レストラン
カオラック ナントンビーチ ブラックペッパー レストラン
カオラック ナントンビーチ ブラックペッパー レストラン
やっぱタイで食べるソムタムはおいしい!イカ炒めはやさしい味。タイの野菜炒めはヤングコーンがおいしいのよ。
エビは思いのほか大盛で食べ応えあり。味もばっちり。このエビはリピートしたい。
店員のお姉さんが一生懸命に知ってる日本語を話してくるんですが、大体間違っているので、その都度指導しておきました。お勘定は〆て800B。半分はエビです。
初日の夜、ブラックペッパーはなかなか良かったです。まあ初日はタイ料理なら何食べてもおいしいですよね。
食後は散歩がてら、少し北に歩いてナントンスーパーマーケットへ。特に買い物は無いですが、品ぞろえを下見したくて寄ってみました。きれいなスーパーで成城石井とかそんな雰囲気。普通の食品とか雑貨とかに加え、地元のものとかお土産系まであって良さげです。お土産はここで揃えられそう。
マクドナルドまで戻って、奥の道からホテルへ戻りますが、道が暗くてドキドキします。
さて、長い一日が終わりました。久々のカオラック、今回の宿はナントンビーチのシービューリゾートホテル。前回のLA VELAとは対照的な老舗感漂うホテルですが、居心地は良いです。明日からの予定は特に無し。ひたすらノンビリ過ごすだけの毎日です。
続く...
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