今年もゴールデンウィークにプーケットに行きたいなと思って、なんとかお安く行ける方法は無いかと調べていたら激安のマレーシア航空便を発見。マレーシア航空だとクアラルンプール乗り継ぎですが、タイ航空でもバンコク経由になるのを考えるとそれもありかと。ということで、成田からの夜便でクアラルンプール乗り継ぎのプーケット。
YCATからリムジンバスで成田空港第2ターミナルへ。ゴールデンウィーク中の道路は思いのほか空いていて、ちょっと早めに空港に到着。チェックインカウンターが開くのを待ってチェックインして、出国審査を抜けたら旅のお供にゲート前の本屋で伊坂幸太郎の「オー!ファーザー」を購入。
長~い動く歩道を通って88番ゲートに移動。
21時40分出発の飛行機は定刻より20分ほど遅れての搭乗開始ですが、この時点で航空会社は出発は定刻と言い張っています。どうせ遅れるんだから無理しなくてもいいのにと思っていたら、すごい勢いで準備が進んで実際に定刻で出発。
MH93のシート配列は2-5-2。5の真ん中だけにはなりたくない。
離陸後1時間ほどでナッツと飲み物のサービス。その後に食事のサービス。夜の11時頃にがっつり機内食が出るので、乗る前の食事は控えめにね。
爆睡の後、到着1時間前に軽食(おにぎりorサンドイッチ)のサービス。迷わずおにぎりを選択。飛行機は順調にクアラルンプールに到着。
クアラルンプール空港には日本語の表記もあるので乗り継ぎも簡単。国際線から国際線の乗り継ぎなので入国審査も無くそのままゲートに行くだけです。到着したサテライトビルからはエアロトレインでコンタクトピアのH2ゲートへ移動。エアロトレインと言うと大層な名前ですが、自動運転のトラムで、乗車時間は4分ほど。何の音もなくドアが閉まって出発するのにはちょっとびっくりします。
ブランドもののショップなどはサテライトビルにありますが、ゲートの近くにもお土産とか免税の店がいくつかあります。
ゲートの周りにはゆっくりできるところが無いので、早くゲートに着いても時間がつぶせません。ゲートの先はセキュリティチェックがあって、階段を下りると待合室になっているパターン。
搭乗開始のアナウンスの後、無秩序な感じで飛行機に乗り込んで、ほぼ定刻で出発。
MH786のシート配列は3-3。飛んですぐにサンドイッチのサービス。タイ航空でバンコクからプーケットだと飲み物はソフトドリンクですが、クアラルンプールからは国際線なのでビールやワインもがっつり出ます。
プーケットに着いたらまずは入国審査。バンコク経由の場合はスワンナムープで済ませて来るので、プーケットの入国審査は久しぶり。特に混雑もなくスルッと抜けたら目の前が荷物の回転台。スーツケースのベルトが引きちぎられるほどにひどい扱いを受けたらしいスーツケースを取って外へ出ます。
両替を済ませて建物を出ると見慣れた風景。そしてムッとする熱気。またプーケットに帰って来たぜぃと、気分も上がります。
いつものように大勢が到着していますが日本人率は低い気がする。今回も空港からホテルへの車は手配済みなので、自分の名前のカードを見つけて、それは俺だアピールをすると、ここで待てのポーズで答えてくれます。
やってきた車にスーツケースを積み込んだら、いざ、カタビーチを目指します。
車の窓から見上げる天気は曇り。まあ雨期だからこんなもんかと思っていたら、ポツポツとフロントガラスに雨粒があたりだして、しばらく降ったり止んだりを繰り返して、しまいには前が見えないほどの大雨に。プーケットは局地的に雨が降ったりするようなので、ビーチは晴れていることを祈るばかり。
そうこうしていると、気がつけば大渋滞。車がジリジリとしか進まない。最近のプーケットはこんなに渋滞するものなのかと思っていたら、トラックが歩道の街路樹に突っ込んでいるではないですか。事故渋滞だったのですね。やっとこれで流れるかと思ったら、今度は車3台の玉突き。結局2時間かかってカタビーチに到着。
今回はエアチケットが思いのほか安く済んだので、浮いたお金でいつもよりちょっといいホテルに泊まってやろうと、予算枠を少し広げて選んだのがこのモムトリズビラロワイヤル(Mom Tri's Villa Royal)。カタヤイとカタノイの中間にあって、崖に張り付くように建っています。
まずはチェックイン。到着したのがちょうど12時頃で、チェックアウトな人たちとかち合ってしまったため、レセプション前はちょっと混雑。カウンターでチェックインを告げると奥のライブラリーに案内されて、ここで手続き。なにやらフリーアップグレードでジャグジー付きの眺めのいい部屋に変えてくれるとのこと。やったね。
案内された部屋はクラシックウィングのHong Haa。
扉を開けると広いベランダ。ファミレス風ソファとふかふかのビーチベッドとジャグジーが並んでいます。
ベランダからはカタノイビーチがよく見えて、なかなかのナイスビュー。
これならベランダだけでも一日楽しく過ごせそう。
反対側のベランダの扉を出ると目の前がメインプール。プールサイドのビーチベッドには、とろけた欧米人達が転がっています。
部屋は広々で、板張りの床はひんやりと裸足に気持ちいい。
部屋の端になぜか岩が。
このホテルは崖の岩場に張り付くように建っているのですが、岩の出っ張りを削らずにそのまま部屋を作ったのね。
illyのコーヒーメーカーがあってカプセルも無料。電気ケトルもあり。
水回りもいい感じ。バスタブとは別にシャワーブースもありますが、シャワーは固定のレインタイプ。ミムチャン、タケチャン残念ネェ。でもバスタブにはハンドシャワー有り。
トイレにもハンドシャワーあります。
う~ん、この部屋ちょっといいかも。
ベランダと部屋を行ったり来たりしながらはしゃいでいたら、部屋に鍵を置いたままオートロックのドアを閉めてしまいました。おはずかしい。
さて、雨も上がって青空も見えて来たので、まずはランチに出かけましょう。やっぱ最初はタイ料理だよね、と言うことでホテルを出てカタヤイ方面に歩いてみます。
モムトリズヴィラロワイヤルは、カタヤイとカタノイの間にあるので街に出るにはちょっと歩かなければなりません。でも実際歩いてみると意外と近くて5分も歩けばオーキッデシアホテルの前に出ます。
今日のランチは近場で済ませようかと、カタヤイビーチの南の端にある、いつものカタママシーフードへ。
illyのコーヒーメーカーがあってカプセルも無料。電気ケトルもあり。
水回りもいい感じ。バスタブとは別にシャワーブースもありますが、シャワーは固定のレインタイプ。ミムチャン、タケチャン残念ネェ。でもバスタブにはハンドシャワー有り。
トイレにもハンドシャワーあります。
う~ん、この部屋ちょっといいかも。
ソムタムは程よい辛さ。カオパットも美味しい。ただのチャーハンなのに、この味が日本ではなかなか味わえない。パイナップル入りなのでダメな人は注意。
マッサマンチキンは思ったのとちょっと違ったけれどおいしいです。白ご飯も欲しいところですが、ゴロゴロとジャガイモが入っているので、ご飯無しでもいけます。
ビアチャンヤイをおかわりして、お勘定は440B。
食事の後はお買い物。部屋飲みビールなどを調達しなければなりません。ボートハウスの前を通り過ぎて先へ進んで行くのですが、この辺は道が狭いわりに車の交通量が多くてすごく歩きにくい。
車に轢かれそうになりながら進んで、突き当たりの右にあるバンブーマートへ。
ビアチャン、SPY、レッドブルなどをたんまり購入して、ずしりと重いリュックを背負ってホテルへ戻る途中、フルーツ屋でマンゴーを追加購入。店のおじさんにお願いすると、その場でサクサクと皮を剥いて切り分けて袋に入れてくれます。
ホテルに戻ってみると、テーブルの上にウェルカムフルーツが。みかんやバナナはいいけれど、その他はどうやって食べたらいいやら..
さて、今日はこの後マッタリでもしましょうか。ベランダのジャグジーにお湯を張って、カタノイビーチを眺めながら露天風呂気分でビバノン。
今日はもうビーチにもプールにも出ずにベランダのジャグジーとビーチベッドを満喫して、6時になったらハッピーアワーのベランダラウンジへ。
ベランダラウンジに行くとスタッフがめちゃめちゃいい笑顔で出迎えてくれます。
ハッピーアワーはカクテルが半額。ピナコラーダとシンガポールスリングを注文して、夕闇迫るカタノイビーチをぼんやり眺めますが、ここからは角度的に夕日が沈む様は見ることができません。
蝉の大合唱のなか、ハッピーアワーが終わる7時にはすっかり陽も沈んで既に夜。一旦部屋に戻って一休みしていたら眠ってしまいました。 一眠りしただけですが長旅の疲れがとれて元気回復。さて夕飯はどうしようかと作戦会議をしていたら、パン、パンと外から音が聞こえます。ベランダに出てみるとカタノイビーチで花火があがっているではないですか。最初は誰かが花火を買って来て海岸で上げているのかと思いきや、次々と上がる花火は、規模も回数も素人技とは思えません。それにしても花火を見ると、とっても得した気分になるのは私だけでしょうか。
今日の夕飯はホテルのすぐ前にあるイタリアン、ダヴィンチへ。ダヴィンチはナイハンビーチにもあって、前にヨットクラブに泊まったときにも気になっていたのですが、ナイハンのダヴィンチはホテルから歩いて行ける距離ではなかったので断念したのですが、カタのダヴィンチはホテルの真向かいと言ってもいい好立地。
階段を登ると正面にテラスの席、左右にそれぞれ屋内の席が設けてあって、左の部屋はどうやらウェディングパーティー中。テラスか中かと聞かれて中の席と答えて右側の部屋に。部屋と言ってもガラス張りなので開放感もあって、モダンな内装はおしゃれでいい雰囲気。お店全体的にカッコいい感じです。
ブッファーラのモッツァレラのブルスケッタと、リゾット・ダヴィンチと言うお店の名前を冠したリゾットと、我が家の定番フリットカラマリを、二人でシェアして食べると伝えて、飲み物はプロセッコのボトルを注文。外ではウェディングドレスの花嫁と友人達が喫煙タイム中。
最初にパンとスティックサラダがお通しのごとく登場。オーナーっぽい欧米人スタッフによると、パンは毎日ここで焼いているとのこと。一緒に出されたオリーブオイルも美味しくて、ダメだダメだと思いつつもついついパンを食べ過ぎてしまうんですよね。
そしてうっかりしたことに、最初のオーダーのブルスケッタもしっかりパン。
おいしいですがこの時点で既にお腹いっぱい気味。
リゾット・ダヴィンチはシーフードリゾ。ぱっと見シンプルですが味は複雑。いろんなシーフードが入っていてこれは絶品。フリットはイカとエビの上にズッキーニを細かく切ってあげたものが乗っていて、レモンをぎゅっと絞って食べるとこちらもとっても美味しいですが、ズッキーニは余計だったかも。とにかく満腹。
スタッフもとっても感じいいですが、新人君が混じっているようで、ワインを注ぐときに手が震えてグラスの周りにこぼしまくり。次はがんばれ。
ダヴィンチ、とってもいいです。カジュアルなカパニーナもいいけど、もうちょっとフォーマルなダヴィンチの雰囲気も良いですね。
部屋に帰ってデザートタイム。昼に買って冷蔵庫に入れておいたマンゴーをいただきます。で、このマンゴーが甘い!
今日は長い一日でした。深夜便で出発して午前中にプーケットに入って昼にはチェックインできたので、すごく時間を有効に使えた気はしますが少し疲れました。無茶のできない年頃です。
明日からは、ビーチやプールに繰り出して1年ぶりのプーケット満喫したいとおもいます。まあ、天気次第なんですが。