さて、今回の旅は、
その1:最近カロンでの滞在が続いたので今回はカロン以外のビーチに泊まってみたい
その2:部屋からの景色がいいホテル
その3:そんなに高級でないホテルのいい部屋に泊まる
という三つの条件からAndaman Cannacia Hotelのハネムーンスイートに決めました。ハネムーンスイートはシービューでバルコニーにプライベートジャグジー付きとのことで、ビーチだけでなくホテルの部屋でものんびりできればいいなぁと。「Cannacia」は、ホテル予約ページによってはカナキア、カンナシア、カナーシア、など表記に揺れがあって何て呼ぼうか迷うのですが、ここでは「カナシア」と呼ばせていただきます。申し込んだツアーはホテル1泊と航空券のみで、1泊目はカタセンターのピーチヒルホテル、カナシアは自己手配です。ということで、今回の旅は、ピーチヒルとアンダマンカナシアに泊まる8泊10日の旅となりました。
予約した航空券はプーケット直行便のだったのですが、出発の二日前ぐらいに旅行会社から連絡が入り、直行便がバンコク経由になるとの連絡が。ちょっとショックです。
今回も成田へは車で向かいます。TG643は10時出発。2時間前に空港に着くとすると8時に成田、7時半には駐車場に着きたいところです。横浜から成田へは1時間半。万一の渋滞に備えて30分余裕を見ると、5時半には家を出なければなりません。眠いです。
途中渋滞も無く成田の駐車場に到着。今年の駐車場は空港返しで3640円。駐車場に車を入れたら駐車場のバンで空港に向かいます。7時過ぎには空港に到着しましたが、チェックインは7時半からとのことで30分ほど待って、カウンターが開いたらすぐにチェックイン。
予定通り9時半に搭乗開始になったものの、実際に離陸したのは11時。機内はガラガラで、各列に一人ずつ座っても足りてしまいそうなほどです。
シートを広~く使いつつ15時45分バンコク到着。バンコクープーケットの飛行機の搭乗開始が16時15分、30分しか時間がないので、急ぎ足でGATE7へ移動。ゲートに着いたらすぐに搭乗開始となりました。
バンコクープーケット間も順調で18時5分にプーケット到着。去年は入国手続きにずいぶん待たされましたが、今年はここもガラガラで拍子抜けしました。
入国手続が終わったらスーツケースを取って出口へ...おーっと待った!出口の手前にある日本語の現地情報誌をゲットするのを忘れずに。出口を出たらまず両替。そして外に出ると旅行会社のお迎えが名前の書いた紙を持って待っています。我が家ともう一組の家族連れを乗せて旅行会社のバンでホテルに移動。外はすっかり真っ暗です。直行便で来れればまだ明るいうちに着けたはずだけにちょっと悔しい。
さて、今日のホテルはカタセンターのピーチヒルホテルです。一応カタにもカロンにも徒歩圏ということですが、どっちに行くにもそれなりに歩かなければならないのであんまり便利ではないかも。車はカタセンターからいったん坂を上ってホテルのレセプションへ。
値段の割には立派なたたずまいだなと思っていたら、チェックインだけ済ませて車で坂を下ることに。このホテルはカタとカロンを隔てる山に沿って建っていて、正面のレセプションに行くためには結構激しい坂を上らなければなりませんが、今回私が泊まる部屋はカタセンターのKhun Chang Restaurantの奥にある建物です。
部屋に通されたのはすっかり夜だったのですが、第一印象は「しょっぱいなぁ~」という感じです。ツアーについていたホテルなので部屋のグレードは定かではありませんが一番安いスタンダードルームだと思います。建物にはずいぶん年季が入っているし、レストランのバンド演奏はうるさいし。設備も必要最小限という感じです。
まあここに泊まるのは今日だけだし、部屋に入ってしまえばバンドの音は意外と聞こえないし、良しとしましょう。
さて、初日でありましてカタセンターの最終日でもあります今宵は、「おいしいタイ料理」の看板のお店に行こうとのでまずは街に繰り出します。
見慣れたカタセンターの景色を懐かしく思い出しながら店へと歩いて向かいましたが見つけられません。あれ、おかしいなぁ、この辺のはずなのに...と行ったり来たりして見つけたのは「おいしいタイ料理の店があった場所」でした。おかず達が並んでいたショーケースもイスもテーブルも何も無くなって真っ暗になって...きっと儲かって儲かってドンズカフェみたいに大きな店に移転したことを祈りつつ、今日のところは別なレストランを探すことにしました。
そんなわけで見つけたのがWimon Seafoodというお店。カタセンター自体にお客さんがあまりいない中、ここはちらほらお客さんが入っています。
店内は普通の食堂といった感じですが一応店先にはシーフードも並んでいます。まずは迷わずビアチャン(小35B)を注文。メニューを一通り眺めて、我が家の定番達を注文。ヤムウンセン(120B)、牛肉バジル炒め(69B)、トムカーガイ(79B)。
白ご飯10Bとビアチャン5本飲んで、合計453Bのディナーとなりました。味はバッチリおいしかったですが、ヤムウンセンの春雨がダマになってちょっと食べにくかったかな。
食後はセブンイレブンでリポDを買ってホテルへ。さすがに今日は移動で疲れていたのでシャワーを浴びて爆睡です。
朝4時40分に目が覚める。時差を考えると日本では6時40分なので、毎朝目覚ましで起きる時間と同じ。正確な体内時計に関心はするものの、まだ起きる訳にも行かないのでウトウトしながら7時になってようやく起床。まずはシャワーで爆発した頭を直して、その後朝食へ。
朝食のレストランは坂の上なので、朝から結構な階段を登らなければなりません。
階段の途中にはSPAやらVillaなんかがあって、こっちは建物も新しそうでいい感じです。
朝食はビュッフェ形式で、種類は少ないもののタイ焼飯やタイ焼きそばの定番メニューもあって味はなかなか良いです。
食後はレセプションで早速カナシィアへの車の手配を。ピーチヒルとカナシィアは同じ経営になっていて、日に何本かホテル同士を結ぶ無料シャトルバスが出ています。
今回はこのシャトルバスでカナシアまで移動するつもりでレセプションでバスの時間を聞いたところ、部屋番号を聞かれて「今日、カナシアに移動ですね。何時がいいですか?」とのこと。おおっ!今日私たちがカナシアに移動することをちゃんと把握してくれているじゃないですか。
ちょっと感動しつつ「なるべく早く移動したい」旨を伝えるとカナシアに電話をして何時から部屋を使えるか確認してくれました。11時にはチェックイン可能とのことだったので、11時のバスを予約。
思ったより早くチェックインができることがわかったので、早々に荷物をパッキングして11時のバスで向かいます。
ピーチヒルからカナシアへはほんの10分くらいです。バスはビーチ沿いの道を走ってカタビーチホテルの脇を抜けてカタヤイ方面に進みます。去年、何度も通ったフラミンゴを通り過ぎてOrchidecia Hotelの角を左折、急な坂道の途中の左側がカナシアです。
カナシアに着いてチェックインする時も、こちらから予約のことを言わなくてもちゃんとハネムーンスイートのキーが用意されていて、名前と住所を書くだけであっという間にチャックイン完了。すぐにベルボーイが部屋まで案内してくれます。部屋番号は229。部屋も広いし角部屋なのでベランダも2個あってとってもいい感じです。
が、しかし!「さぁ~て海はどんなあんばいかな」とベランダに出てみてびっくり、海は木と木の間から少しは見えるのですが、Good Sea viewとは言い難い景色です。
もう一つのベランダからも海は見えないばかりかすぐ下で何か工事をしていて、ベランダに出ると作業員達と目が合って、とてもくつろげるような状況ではありません。シービューの部屋でくつろぐ、というのは今回のホテル選びの大事な条件の一つなのに...。
がっかりしつつもとりあえずプールに出てみると、そこからはよく海が見えるのですが、これじゃあわざわざハネムーンスイートにした意味がありません。
がっかりしつつも体は正直です。とりあえずはおなかが減ったのでプールサイドでランチを。ビーフバーガー(160B)、クラブサンドイッチ(140B)。がっかりしつつもおいしいランチでした。
これから7泊もするのにこんなことではいかんと思って、まずはホテル内を探検して眺めの良さそうな部屋に目星をつけることにしました。部屋はA~D棟まであって229はD棟にあるのですが、A棟に登ってみてビックリ、カタのビューポイント並みの絶景です。これはこっちに変えてもらうしかないと思って早速ホテル側に頼んでみたところ、A棟は今改装中なので使えない、とのこと。別な部屋を見てみる?と言われたので見せてもらいましたが、さらに海が見えない部屋に案内されて、またがっかりです。
結局部屋の変更はできなかったので、あとはホテルを予約した代理店に泣きを入れてみることにして、今日のところは部屋のジャグジーに入ったりプールで遊んだりしてすっかり夕方。プールからは良い景色が見られるのになー。
気を取り直してディナーへ行きましょう。
ホテルはすごい坂の上にあるのでホテルからビーチへ無料のシャトルバスが出ています。でも、シャトルバスは昼間にしかないので、夜のご飯に行く時は自分でえっちらおっちら歩いて行かなければなりません。坂を下って突き当たるとTukTukの溜まり場があって、そこを右に曲がるとレストランなんかがある方に出られます。去年通ったフラミンゴを通り過ぎて、今日はネットで見つけた情報を頼りにカタビーチホテルのちょっと先にあるLobster & Prawnというお店へ。このあたりはなんだか昔来た時とはずいぶん変わってしまって、見覚えのあるお店は無くなってしまってみんな新しいお店になっているような。
それにしてもこの時期お客さんはめっきり少ないです。どのレストランもお客さんがぜんぜん入っていませんが、そんな中Lobster & Prawnには割とお客さんが入っています。
お店に入ると元気のいいお兄さん達が席へと案内してくれます。プーケットのレストランって、大抵やる気の無いお姉さん達がウエイトレスをやっていて、店に入るとアンニュイな動作で席まで案内されて、面倒くさそうにオーダーを取る、というのが多いと思うのですが、ここは違います。
まずはビアチャン(小55B)とマイタイ(140B)を注文。料理はメニューのChef's recommendの中からエビのガーリックペッパー(220B)と魚のホイル焼き(220B)を注文。料理には玉子チャーハンが付いてきます。肝心の味の方ですが、これがうまい!ここはおススメです。
食後は途中のミニマートで部屋飲み用ビアチャン(25B)、リポD(12B)などを購入して歩いて帰る訳なんですが、ホテルに至る最後の坂が半端ではありません。坂の手前までは歩いてもどうと言うことの無い距離ですが、坂を登ってホテルに着く頃にはビアチャンのほろ酔い気分も吹っ飛んで、もう汗だく状態です。
我が家ではこの坂を地獄坂と名付けました。坂の登り口にTukTukの溜まり場があるのですが、ここまで歩いてくると今更TukTukに乗る気にもなりません。