この年2回目のプーケットです。例年は年一回、4月末から5月頭でゴー ルデンウィークを微妙にずらして行くのが恒例なのですが、今年は11月に友人夫婦がプーケットに行くというので便乗することにしました。何に便乗なのかよくわからないですが、まぁとにかくキッカケが欲しかっただけで、チャンスがあれば何度でも行きたいってことですな。
というわけで、急きょ決めたもので予算があんまりありません。安くあげようといろいろネットで調べて、新しくておしゃれで、しかもリーズナブルというブラサリに決めました。久々のパトン滞在です。夜遊び派ではない私にはパトンはちょっと賑やかすぎて、最近敬遠していたのですが、たまにはいいかって感じです。
出発日はいつも早起きです。4時起床で5時半には出発しましたが7時に駐車場に着いてしまいました。早過ぎました。 駐車場は7日間で3150円。
空港についてツアーのカウンターでチケットを受け取ってタイ航空にチェックインなのですが、今年は一味違います。そう、今回はビジネスなのです。タイ航空のマイレージを貯めているんですが、年に一回の旅行ぐらいでは一向に貯まりません。いつまでたっても無料航空券までは貯まりそうにないのでエコノミーからビジネスのアップグレードに使うことにしました。相方の分は少し足りなかったので、足りない分のマイレージを購入して、初ビジネスの旅です。
出国審査を通って、いつものように免税店でお買い物。そしてラウンジでドーナツとコーヒーの朝食を取りつつ搭乗を待ちます。予定より10分程遅れて搭乗開始。機内、ビジネスクラスはガラガラです。席に着くなりシャンパン飲んだり、アメニティセット貰ってはしゃいじゃっているので、はたから見れば貧乏人が無理してビジネスに乗っているのが見え見えですが、まぁ実際そうなので良しとします。
プーケットに到着して旅行会社のお迎えと合流してホテルに向かいます。
ビーチロードから路地に入って、うっかりすると見逃してしまいそうな小さな看板を入ったところがブラサリです。
こじんまりした、いかにもプチホテルといった風情で、あんまりリゾートホテル感は無いです。小さなレセプションの向こうに小さなプールがあって、プールを挟むように両側に客室の建物が建っているので、部屋からの景色は対面の部屋ビューです。
チェックインの時、デポジットとしてクレジットカードを求められますが、横でチェックインしていた日本人の女の子二人組は、かたくなに拒んでホテルの人も困っていました。出張でヨーロッパとかアメリカとかに行って大きなホテルに泊まっても必ず要求されるので、チェックイン時にクレジットカードを出すのは普通のことだと思ってたんですが違うのかなぁ...それともここがタイだから?
とっととチェックインを済ませて部屋に。
部屋は狭いが小綺麗で居心地はいいですが、まあ値段相応と言う感じでしょうか。ベランダは無いに等しいです。
部屋でちょっと一休みしてからパトンに繰り出してみたのですが、なんだかビミョーに変わっています。なんというか、素朴感が減って近代化が進んでいるという感じ。
今日の夕食は、5月に来たときにも行ったバングラー通りのFuji Filmの路地を入った屋台街へ。前回はチャンライシーフードがやってなかったので隣のチャンマイシーフードにしたのですが、今回はチャンライシーフードが営業していたので、チャンライシーフードにしました(ややこしい)。
イカのガーリック炒めとヤムウンセン、それとちょっと奮発してロブスターを注文。ロブスターは100g=100バーツでテルミドールで注文。
ヤムウンセンはシーフードたっぷり。イカも最高! ロブスターも見た目は安っぽいけどマジウマ!
帰りにバンタイホテルのレストランでバンドを見ながら一杯やって、オーシャンデパートでリポDを買ってホテルに。
朝食です。野菜炒め目玉焼きのせにベーコンを添えて。目玉焼きには日本から持参のキッコーマン。
今日はカタヤイに行きます。今回の旅はパトンに滞在しているもののパトンのビーチはあまりキレイではないので、カタヤイまで遠征することに。まずはビッグワン(パトンメルリン横のオーシャンプラザの地下)でおつまみのナッツを購入。カタヤイまでは旅行会社の無料巡回バス、その名も「トムヤム君号」で向かいます。このバスは主要なビーチとタウンを巡回していて、無料で利用できるのですが、本数が少ないのがたまにきずです。パトンメルリンの中を横切って、バスが出発するパトンメルリンの山側の入り口に向かいます。
10時25分に出発して、途中、アルカディア、カローナに寄って11時頃カタビーチリゾートに到着。カタビーチリゾートは5月に泊まったカロンビーチホテルと同系列のホテルですが、カロンとは違ってゴージャスなたたずまいです。ビーチは思ったより混んでいました。さすがオンシーズン。
海もビーチもまあまあキレイですが砂はやっぱりカロンの方がキレイだし、水はカタノイの方がキレイかな。天気はおおむね曇りです。時折日差しものぞきますが雨もパラつく天気です。ビーチチェアを確保するとお兄ちゃんが集金に来ます。ビーチチェアx2とパラソルで100B。これはどこのビーチも共通みたいですね。あんまり日差しも強くないしと思って油断して、ビーチチェアの上であぐらをかいて背中を丸めて本を読んでいたら、おなかに日焼けの筋が入ってしまいました。
ひとしきり遊んで、帰りも「トムヤム君号」でパトンへ。
今回の旅のキッカケとなった友人夫婦は、今日、エバソンからブラサリに移動することになっていて、フロントで確認したらもうチェックインしているというので、部屋番号を聞いて(おいおい教えちゃまずいだろ、と思いつつも)電話してみましたが不在の様子。その後連絡がついて、7時半集合で夕食へ。
どこに行こうか迷った末、昨日と同じ屋台に行くことに。グリーンカレー、春雨の炒め物、トムカーガイ、トードマンクンなど我が家の定番を注文。
相変わらず安くてうまい。食後はバングラー通りのオーシャンプラザでお買い物。
今日はカロンに行きます。プーケットではカロンビーチがお気に入りなので、せっかく来たからにはカロンに行かないわけにはいきません。
昨日と同じ「トムヤム君号」でカローナへ。今日は天気も良くてビーチもバッチリ。やっぱりカタヤイよりカロンのほうが全然いいです。いつも来るのがオフシーズンなので、カロンビーチは人も少なくて物売りもほとんどいないんですが、11月は始まったばかりとはいえオンシーズンカロンは賑わっています。
自分たちだけで来ているときは、ひたすら怠惰にとろけるだけの毎日ですが、今回は珍しくパラセーリングにも挑戦しました。値切って二人で1300バーツ。
なすがままにハーネスを付けられて、あとはモーターボートに引っ張られてて沖合まで連れていかれます。沖合からはカロンビーチ全体が見渡せてなかなかの絶景。遠くに見える点が私です。
昼食は道路沿いの海の家風レストランへ。同じような店が並んでいるので、一番混んでいるBOUNTY SEAFOODに。プーケットヌードルとガパオ、ビールも飲んで二人で300バーツ。
食後はビーチでのんびり過ごしましょう。
ビーチをたっぷり満喫して「トムヤム君号」でホテルに戻ります。
ホテルに戻ったら、しばしプールではしゃいで、夜までは部屋でマッタリと体を休めます。
さて「今日の夕食はバッファローでステーキです。カロンのバッファローは何度か行っているのですが、パトンのバッファローは初めてです。バッファローステーキハウスは、昨日の屋台のちょっと先の路地を右に入ったところ。
お店はなかなかの混雑。ちなみに旗には肉の焼き加減が書いてあります。
お店の雰囲気はパトンの方がカロンよりもいい感じ。味は同じですね。
帰りにTシャツを買おうと露店をのぞいてみましたが、あまり面白いデザインのが見つからなかったのでそのままホテルへ帰って就寝。
今日はカタノイへ。友人夫婦はシーカヤックに行くというので別行動です。
オーシャンデパートの前からトゥクトゥクでカタノイまで片道200バーツ。帰りは4時に迎えに来てもらう約束をしてビーチへGO!
やっぱカタノイはキレイ。あと、静かなのが最高です。波も穏やかでいい感じです。今日はビーチチェアでゆっくり読書な一日となりました。
昼食はビーチの南端にあるレストランへ。ここは、プーケットにハマって毎年来るようになる最初の時に来たレストランで、昔はおんぼろのレストランでしたが今はすっかり立派になって...
注文ピナコラーダとバーミーナーム(汁そば)、ヤムウンセンとなにか(忘れた)。ここのバーミーナームは本当においしくて、この先行く先々で汁そばを食べることになるのですが、原点がこれです。あとヤムウンセンは前回来たときあまりにもおいしくて、厨房で作り方を見せてもらったほどの逸品で、今日も相変わらずおいしいです。
4時、時間通りのお迎えのトゥクトゥクに乗ってホテルへ。今日は友人夫婦がトムヤムクンを食べたいというので、バングラ通りをブラブラした後、旅行会社がくれたパトンの地図をたよりにビーチロード沿いにあるはずのお目当てのタイ料理屋を探しますが見つかりません。しょうがないのでトゥクトゥクでベガスの前まで戻って(80B)、ベガスの裏にある屋台街へ。
ここも昔はもっと屋台らしかったのに、今はキレイになって、屋台街というよりもフードコートみたい。でも衛生的でこのほうがいいです。
何件もならんだ屋台では客引きの嵐です。お兄ちゃん達が変な日本語を駆使して自分の店に誘います。この日は最初に目に付いた黄色いテーブルクロスの店に決めました。
お目当てのトムヤムクンのほか、ヤムヌアー、ガイトート、パックブンファイデン、バーミーナーム、と定番料理を一通り注文。
この器のトムヤムクンは久しぶりですが、昔はトムヤムクンと言えばこれに入って出てきましたよね。
お店のお兄ちゃんは陽気で楽しかったけど、味はまあまあかな。
食べ終わってホテルに帰ろうとバングラ通りまで出たあたりで、さっきのお兄ちゃんが走って追いかけてきました。何事かと思ったら、テーブルに忘れてきたMy醤油のミニボトルをわざわざ届けに来てくれました。タイというと油断してるとすぐぼられたり..という悪いイメージもありますが、こんなもんでも走って届けに来てくれてちょっとうれしかったです。
あとはブラブラ歩いてホテルへ。
今日、友人夫婦は一足先に帰国の日。朝食のレストランでお別れです。はたしてプーケットを好きになってくれたか心配していましたが、その後、プーケット・ベイビーまで授かっていたことが判明。子供が旅行できる歳になったらまた行こうと言ってくれております。よかったよかった。
というわけで我が家は今日もビーチへ。まずはプーケットウォークに出ていたクリスタルベイへ。トゥクトゥクで150B。連れていかれたのは寂しいビーチ。トゥクトゥクのドライバーに「ほんとにここでいいのか?」みたいなことを聞かれて心配になって、ドライバーに待ってて貰いつつビーチを確認。確かに情報通り「ひっそりとしたプライベートビーチ感覚のビーチに小さなレストランが1件」なんですが、ちょっとイメージと違います。急きょ行き先変更をお願いして今日はカロンに向かうことにしました。
今日もいい天気。やっぱカロンはいいですね。今日は物売りもジェットスキーも少なめで静かです。
午前中は浮輪サーフィンを満喫して昼食は一昨日と同じ「掘っ建て海の家風」レストランへ。
今日はHALE-HALLOという店に。今日はここが一番混んでました。バーミーナームとグリーンカレーを注文。ここのバーミーナームはちょっと甘めだけどうまいです。もちろんタイ調味料4点セットで味を整えます。これとビールで汗かき放題。
午後は読書に明け暮れて、のどが乾いたら冷たいビール。世の中にこれ以上の幸せはあるのでしょうか。
帰りはいつものトムヤ厶君号でホテルへ。
今日は最後の夜なので、ちょっと気取ってイタリアンに行くことにしました。ネットの情報を頼りにROMAという店に。
シーフードスパゲッティとピザ、カプレーゼを注文。
シーフードスパゲッティおいしいです。その他も、絶品というほどではないですが、タイ料理に疲れた体には落ち着く味。カプレーゼのトマト多すぎです。ハウスワインも飲みやすくておいしい。
デザートにティラミスとバナナボートを追加注文。
ティラミス、ボールで作ってそのまま出したか?と言わんばかりに大盛で出てきます。おいしいですがデカさに注意。バナナボートも大盛です。
レストランを出てブラブラしながらホテルへ。Tシャツを3枚500Bで購入。「フランチェスカ」とかカタカナで書いたヤツ。ワインのせいか部屋に戻ったらバタンキューでした。
さあて今日はいよいよ最終日です。ゆっくり荷造りして12時にチェックアウト。今日のフライトは夜なので、お迎えが来るのは18時で、まだたっぷり時間があります。ホテルの方は「レイトチェックアウトは別料金になるけど、シャワーや着替えが必要なら別な部屋を使えるようにしてあげるよ」とのことだったんですが、荷物だけ預けてロータスに買い物に行くことにしました。トゥクトゥクで片道300Bというところを往復400Bで交渉成立。3時間後に迎えに来てくれるようたのんでロータスへ。食料品を中心に物色してトムヤムの素とかいろいろ購入。CDショップでニコルのCDをゲット。店員にマイチャイマイチャイが入ってるやつを選んでもらいました。この曲はいつも使っている旅行会社の電話の保留音になっていて、電話するたびに聞かされているうちにCDが欲しくなってしまいました。CD結構良かったです。
昼食はロータスの2Fのフードセンターへ。ここは最初にキャッシャーでお金を払ってお金をチャージしたカードをてもらって、そのカードをお金の様に使える仕組みになっています。
チャージはいくらでもできますが、二人なら100Bで十分でしょう。カードをもらったら、屋台のように並んでいるカウンターから自分の食べたい料理を選んでカードで支払います。一皿30B~50Bぐらい。余った分はカードをキャッシャーに持っていけば返してくれます。
今日はカオマンガイをオーダー。
買い物を終えて、待たせておいたトゥクトゥクでホテルへ。旅行会社のお迎えを待ちます。珍しく旅行会社のお迎えが早く来たので早めに空港へ。途中、もう一組お客を乗せるとのことでタボンビーチリゾートへ立ち寄りました。ちょっと時間があったのでホテルを見学してみました。ビーチも目の前で雰囲気のあるいいホテルです。でもロビーは中華系の団体で大騒ぎな状態。多分自分はここには泊まらないかな。
空港でチェックイン。チェックインカウンターの空港職員が「窓側?通路側?」なんて日本語で聞いてくれます。ちょっと小腹も空いたけど、飛行機に乗ったらなんか出るかもと思ってそのまま搭乗したものの、プーケットーバンコク間で出たのはバナナチップスだけでした。腹ペコです。
バンコクー成田は爆睡。到着一時間半前に無理やり起こされての朝食は、罰ゲームかと思いました。成田に着くと大雨。すでに次の訪プーのことを考えてしまいました。
というわけで、いつもは4月末からオフシーズンの始まりの5月に行くプーケットですが、やっぱりオンシーズンはいいですね。ブラサリはパトン派にはいいホテルだと思います。ブラサリを拠点にいろんなビーチに出かけるのも良いかもしれません。でもひたすらノンビリ派の私たちには向いていないですね。